mongolia2023rikkyo’s blog

立教大学異文化コミュニケーション学部2023年夏フィールドスタディA(モンゴル)のブログです

8月7日午後〜8日午前

【いざ出国】

成田空港からのウランバートル行きの機内では、「ビーフかチキン」かと聞かれ、ビーフにはパスタが添えられていて、チキンにはご飯がついていた。どちらも日本人の好みに合わせた食事が提供されました。また、水が多く配られ水には困りませんでした。アナウンスはモンゴル語と、英語両方の言語が話されていて、CAさんは、英語で対応してくれました。

夜の8時すぎについたにもかかわらず、ウランバートルではまだ陽が出ていました。少し肌寒く感じましたが、モンゴル文化教育大学の学生が暖かく迎えてくれました。空港の出口には車が多く停まっていたものの、数十メートル先には緑の丘や草原が見え、都市と自然のコントラストが印象的でした。

 

モンゴル国へ、草原へ】

空港を出るとすぐに景色は草原となり、草原の中にぽつぽつとゲルが点在していたり、小さな村があったりと自然の豊かさを感じました。また、馬や羊の群れもバスの中から見ることができました。気温は日本よりも断然涼しく、日が出ていても半袖では肌寒く、夜には厚手のトレーナーや上着が必要なほど冷え込みました。

 

 

我々の宿泊場所であるキャンプサイトにはログハウスとゲルがたくさんありました。入り口では犬とネコが迎えてくれました。しかし狂犬病の可能性があるので触ることはできません。遠目から見て可愛がりましょう。

 

 

ゲルに案内してもらった後は、食堂で夕食を振る舞って頂きました。ミルクティーと紅茶を準備して頂きましたが、ミルクティーは日本で飲むものとは違い、少し塩味がしました。スープは野菜と羊の肉が入っていましたが、出汁のような味がして美味しかったです。モンゴル風ポトフのような感じでした。卓上にあった調味料はとろみのある醤油のような感じで、入れるとより馴染みのある味になりました。ゲルの中には、ベッドが5つあり、ストーブもありました。現地の学生がヒーターに火を付けてくれたことで、暖かい部屋で眠ることが出来ました。

 

 



オリエンテーション

8月8日の午前中はオリエンテーションを行いました。理事長のMさんは日本の将来についてモンゴルと比較しながら話されました。今日における便利な生活は先人たちのおかげなのです。彼らが今の日本をつくり、未来では私たちが環境について考えながら作らなければならないとおっしゃりました。普段の生活でわかっていても深く考える機会がなかったので、改めて考えさせられました。

 

また、B先生はまずWi-Fiという身近な例でお話されました。普段Wi-Fiを通じてsnsを利用して外部の情報をつかんでいます。それはつまり自分という内部のことをあまり知らないということです。この研修では普段と異なる生活をして自分自身を観察し、異国の地で自分を見つけるためだと説明されていました。B先生のお話の中で、チンギスハーンが世界にある全ての宗教が同じだと言ったとおっしゃっていました。また思考の範囲を広げて世界を見ると我々は人間中心の状態であることがわかります。生きるために地球のことを考えているが、地球そのものについては考えられていません。私たちは国ごとで人を区分するのではなく地球市民として一惑星の住人であることを意識して環境問題について考えなければ解決はできないだろうと話されました。

 

明日のシャーマニズムの体験では、自分たちが持っている宗教への価値観を捨て、新しい視点でシャーマンについて見てみたいと思います。このモンゴル研修を通じて自分自身を客観的に見つめ直したいです。また日本のことをモンゴルと比較しながら再認識するようにしたいです。

 

By Sofía、Tomato、そへ、わか、ゆら